オオハキリバチ
- ハチ目ハキリバチ科ハキリバチ属
- 分布 北海道、本州、四国、九州、奄美大島
- 大きさ ♂13~20mm ♀20~25mm
- 出現期 ♂6~8月 ♀8~10月
- 幼虫の食べ物 ハギ類の花粉団子
- 完全変態
全身黒色。頭盾は短く横に隆起してその大きさが目立ちます。複眼も真っ黒で大きい。大顎もメスは草食にしては大きい。胸部、腹部第1節背板に黄褐色の毛が密生しています。第2背板後縁外側に白色の臥毛があります。腹面の刷毛は基部が黄褐色で腹部末端に黒変していきます。腹部には荒い点刻があります。翅は基部が黄褐色、先端に向かって黒くなります。脚には黄褐色の短毛が目立ち、後脚内側は黒色。
ハキリバチですが葉は切らないようです。オスは交尾のみの役割、メスは既成の構造などを利用して営巣します。管の奥から松脂で壁を作りハギ類の花粉や蜜で作った団子を詰め、産卵して松脂で壁を作ります。これを繰り返し、数珠つなぎの部屋を作り最後は土で封をします。毒針を持ちます。