自然教育園 チョウ目

カギバガ科~ウコンカギバ

ウコンカギバ

  • チョウ目カギバガ科カギバガ亜科
  • 分布 本州、四国、九州
  • 出現期 5~10月 年2~3化
  • 開帳 30~45mm
  • 食べ物 ブナ科 コナラ、シラカシ、アラカシ、クヌギ、シイ類の葉
  • 完全変態
  • 越冬 幼虫

幼虫

ウコンキバガの終齢幼虫

終齢幼虫・7月31日・自然教育園

 

杭の上で見つけたのは何とも奇妙な幼虫。頭部は右側、褐色から淡褐色、背面に先端が軽くカールした3対の長い突起とやや短い1対の突起、尾端にも太い突起を持ち、短い突起も見られます。休んでいるときは畳むそうですが。幼虫の出現期は1年中。終齢幼虫の大きさは25mmほどです。

ウコンカギバガの終齢幼虫

よく似たヒメウコンカギバは南方系の蛾で、自然教育園の2016~2019年の調査で確認されているTridrepana属はウコンカギバのみですので、ウコンカギバといたしました。

ウコンカギバガの幼虫

8月10日・自然教育園

成虫

ウコンカギバ

8月18日・自然教育園

 

幼虫を見つけたすぐ傍で見つけました。前翅先端が鉤状に尖ったウコン色したカギバガです。亜外横線は点列が並び、前翅から後翅に連続します。前翅亜外横線付近に外側を白く縁どられた黒紋が入ります。前翅中央上方に白い小点が縦に緩やかにカーブして3個、後翅にも白点が2個並びます。確認はできませんでしたが、触角は両櫛歯状らしいです。

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