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キンポウゲ科~センニンソウ(仙人草)

白い花が一面に覆うのは他の木、巻き付かれた方はいい迷惑です。そして仙人の髭に例えられた毛だらけの実が沢山ついて陽の光にキラキラと輝いていました。

センニンソウの特徴

センニンソウ

北海道から九州、沖縄、中国や台湾、朝鮮半島の山地や道端に自生するキンポウゲ科センニンソウ属の在来のつる性半低木です。キンポウゲ科らしくアルカロイドを含む有毒植物でそれらしい色々な名前で呼ばれます。馬食わず、牛食わず、馬歯欠、歯欠。生薬や民間療法で使われるようですが毒性が強く注意が必要だそうです。牧草地の有害雑草でもあり、園芸ではクレマチスの台木に使われているとか。

センニンソウ

茎は緑色で円柱形、長く伸びてよく分岐します。最初は短毛がありますがのちに無毛。葉は羽状複葉で小葉は3~7枚、長さ4~7cmの先が細くなった卵形で全縁です。長い葉柄を持ち絡みつきます。葉の変異が多く下部の葉は切れ込みます。

センニンソウの花

花期8~9月。葉腋から円錐花序を出し、2~4cmの白い花が上を向いて平開します。花は倒披針形の4枚の萼で花弁はありません。先端が尖り縁には細い毛が密生しています。雄しべも雌しべも多数、花糸は約7mmの白色、葯は約3mmの白色、花柱には白い毛があります。芳香があります。

果実

センニンソウの果実

花後花柱が伸びて約2~3cmになり残ります。白色の長い羽毛状の毛、これが仙人の髭。

センニンソウの果実

痩果は7~8mmの扁平な卵型で伏毛があります。

センニンソウの果実

褐色になり扁平で縁が隆起してきました。

センニンソウの果実

マルカメムシ

センニンソウにマルカメムシ

センニンソウで沢山の、マルカメムシを見ました。マルカメムシは5mmほどの丸く小さなカメムシですが臭いと有名です。暗黄褐色で光沢があり黒い点が密にあります。頭部が小さく中央に溝があり黒い2本の筋があります。触角は5節。出現は4~11月。浅い地中で集団で成虫で越冬します。越冬後に交尾し食卓で産卵します。この時腸内細菌の黒いカプセルをくっ付けます。孵化した幼虫はこのカプセルに口吻を刺して親からの腸内細菌を受け継ぎます。これを受け取ることができないと成長異常が起き死亡率が高く育っても白い体色のや柔らかい個体になるそうです。食卓はクズ、フジ、ヌスビトハギ、ノイバラ、アケビ、ウツギ、マメ科の植物、幼虫の期間は約2か月、7月に新成虫が出現します。

マルカメムシ

前から見ると。

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