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キク科~ヨモギ(蓬)

幼少の頃体が弱くよく効くからと無理やり祖母にお灸をされたことを思い出しました。蓬だったんですね。

ヨモギの特徴

本州から九州の山野の草地や道端に自生する在来種のキク科ヨモギ属の多年草です。別名モチグサ、地方によって沢山の名前を持っています。日本では食用、薬用として馴染みのある植物です。若葉は天ぷら、お浸しや汁物の具にまた草団子、草餅に使われます。葉裏の綿毛はお灸のもぐさに使われます。花が付く前の葉を乾燥させた葉は生薬、艾葉(がいよう)として、また精油も止血、抗菌、抗炎症、下痢止めなどの薬効があります。端午の節句にはショウブとともに湯に入れ、魔除け厄払いにされました。

草丈50~100cm。地下茎で増え群生します。根からは周囲の植物の発芽を阻害するアレロパシー物質を出します。早春に薄銀色の産毛をまとったロゼッタで冬を越します。茎は紫色を帯び多数分岐し木質化します。葉は互生、葉表は明るい緑色、葉裏は毛が密生し、灰白色です。

ヨモギ

根生葉と下部の葉は羽状に深裂し裂片は2~4対あり葉縁は更に切れ込みや鋸歯があります。基部には托葉のようなものがみられこれは仮托葉と呼ばれ、オオヨモギにはこれがありません。根生葉と下部の葉は花時には枯れます。

ヨモギの上部の葉

上部の葉は披針形です。

ヨモギ

花期は8~10月。葉腋に円錐花序を付けます。長さ3mmほどの長楕円形の淡褐色の頭花を下向きに付けます。

ヨモギの花

筒状花のみで中央に両性花周囲に雌性花があり、両性花の花柱は切形、雌性花の花柱は2裂しています。

果実

ヨモギの果実

両性花、雌性花ともに結実します。総苞が残り中で果実が熟します。灰褐色で長さ1~1.5mmの線形の痩果で冠毛はありません。キク科は風媒花から虫媒花に進化しましたがヨモギは風媒花、秋の花粉症の原因植物です。

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