キイロスズメバチ
- ハチ目スズメバチ科スズメバチ属
- ケブカスズメバチ(北海道に生息)亜種
- 分布 本州、四国、九州
- 大きさ 女王バチ25~28mm 働きバチ17~25mm
- 出現期 4~11月
- 越冬 女王バチのみ
全体に金色の毛が密生し遠目には黄色いハチです。
腹部は濃い黄色と褐色の縞模様。
アワフキにご執心。このアワは糖たんぱく質くを含んだものですから、美味しいのでしょうか。
ほとんどのスズメバチは胸部背面は黒色ですが、肩板と翅の付け、小楯板は黄色、脚も黄色。
ブドウの実のあちこちにキイロスズメバチの姿が。頭部は黄色、頭頂部の単眼周辺が黒色です。
生態
冬眠していた新女王バチは、3月頃から巣を作り始めます。材料は木の皮をかみ砕いて唾液を混ぜたもの、産卵し、最初の働きバチを育てます。6月頃、この働きバチが羽化すると女王バチは産卵に注力、巣作りや狩りは働きバチが担います。最初の巣は比較的閉鎖空間に作られ、7~9月頃には開放的な空間に作り直されることもよくあります。身近な人工物などにも作られ、たくさんの働きバチが作るのであっという間に大きな巣になります。9~11月頃には新女王とオスバチが羽化。近くの巣も同時に巣立ちが行われ群飛、交尾します。12月頃には新女王は朽ち木や土中に卵型の越冬室を作り冬眠に入ります。