こんもりとした細い葉の中から次々と細い茎を出しその先に簪のような花を付けます。
アルメリアの特徴
ヨーロッパ、北アメリカ原産のイソマツ科のアルメリア属です。アルメリア属は海岸の岩場から高地まで50種類以上、特徴も様々。「海岸の近く」が語源のアルメリア、もう一つの和名がハマカンザシ(浜簪)
アルメリア・マリチマ
一番一般的な、アルメリア・マリチマです。
葉
草丈10~30cmの常緑性の濃い緑色の細い葉がこんもり。この葉にちなんだ和名がマツバカンザシ(松葉簪)です。
花
花期は3~6月。両性花です。20~40cmの花茎を伸ばしてその先に直径2cmほどの小花が集まって球状に花を咲かせます。花の色はピンク、白、赤があります。
花弁は5枚、雄しべは5本。雌しべは5心皮、5裂しています。萼は結実時まで筒状で残り乾燥しています。硬そうな葉っぱは柔らかく、柔らかそうな花はカサカサしています。
果実
蒴果です。
アルメリア・バレリーナ
こちらは幅の広い線形の根出葉です。草丈20~40cm。
花期は4~7月、長い花径を出して次々と花を付けます。花径は3cm。しっかりとした花茎で切り花に使われます。
花色はレッド、ホワイト、ライラックがあります。
育て方
日当たりがよく水はけのよい所に植えます。耐寒性もあり、乾燥にも強いですが、夏の西日と過湿が苦手です。冬も枯れずコンパクトで花数も多く一度植えれば毎年楽しませてくれます。
手入れ
花が終わったら花茎から切り取ります。植え替えは3~5月と10~12月。根が直根性なので根を傷つけないように注意します。
増やし方
種まきは9~10月。
株が大きくなると風通しが悪くなるので2~3年に一度、縦に割って株分けします。
根が付いていなくても土にさしておけばつきます。