ウコンカギバ
- チョウ目カギバガ科カギバガ亜科
- 分布 本州、四国、九州
- 出現期 5~10月 年2~3化
- 開帳 30~45mm
- 食べ物 ブナ科 コナラ、シラカシ、アラカシ、クヌギ、シイ類の葉
- 完全変態
- 越冬 幼虫
幼虫
杭の上で見つけたのは何とも奇妙な幼虫。頭部は右側、褐色から淡褐色、背面に先端が軽くカールした3対の長い突起とやや短い1対の突起、尾端にも太い突起を持ち、短い突起も見られます。休んでいるときは畳むそうですが。幼虫の出現期は1年中。終齢幼虫の大きさは25mmほどです。
よく似たヒメウコンカギバは南方系の蛾で、自然教育園の2016~2019年の調査で確認されているTridrepana属はウコンカギバのみですので、ウコンカギバといたしました。
成虫
幼虫を見つけたすぐ傍で見つけました。前翅先端が鉤状に尖ったウコン色したカギバガです。亜外横線は点列が並び、前翅から後翅に連続します。前翅亜外横線付近に外側を白く縁どられた黒紋が入ります。前翅中央上方に白い小点が縦に緩やかにカーブして3個、後翅にも白点が2個並びます。確認はできませんでしたが、触角は両櫛歯状らしいです。