艶のあるぼってりとした葉と花の少ない冬に小さな鮮やかな花を沢山付けて楽しませてくれます。
カランコエの特徴
アフリカ南部原産のベンケイソウ科カランコエ属の多年性多肉植物です。草丈10~20cmの矮性種、30~50cmの高生種があります。花色は赤、オレンジ、黄、白、ピンク、一重咲き、八重咲、バラ咲きと種類も豊富です。和名リュウキュウベンケイ(琉球弁慶)。
カランコエ・ブロスフェルディアナ
マダガスカル島原産のブロスフェルディアナ種をドイツで育種した園芸種です。和名はベニベンケイ(紅弁慶)
葉
葉は肉厚で艶があり長さ3~6cm、円い鋸歯があります。
花
草丈20~30cm、葉の長さ3~6cm。花期1~5月、葉腋から数本の花茎を伸ばして頂部に集散花序を出します。萼片4枚、花弁は4枚、雄しべは8本、花弁の先は尖り、反り返ります。
八重咲
八重咲種です。
育て方
真夏の直射日光を避けてそれ以外は日向で育てます。多肉植物なので乾燥に強く、多湿は苦手、乾き気味に育てます。水やりは5~11月は乾いたらたっぷりと、12~4月は控えめに。葉は水に弱いので水がかからないように注意します。耐寒性はなく10℃以上が必要です。5~10月は雨の当たらない戸外でそれ以外は耐寒性がないので室内の明るいところで育てます。
花が終わったらに半分に切り戻し一回り大きな鉢に植え替え、夏には摘芯をして脇芽を出します。短日植物で12時間以下の日照で花芽を付けます。夜に灯りの下などに置くと花芽が付かなくなります。逆に季節に関係なくこの処置を1か月ほど続ければ3か月後に花を付けることもできます。
増やし方
切り戻しの時に茎を葉を3~4枚残して挿し穂を作ります。1週間ほど水やりは控えます。1か月ほどで発根します。葉挿しもできます。また子株を切り離して切り口を乾かしてから植え付けます。
病害虫
うどん粉病は 春から秋にかけて風通しが悪いと起こります。すす病はアブラムシの排泄物から起こります。灰色カビ病は枯れ葉や花がらを摘み取って風通しを良くして防ぎます。新芽や蕾などにアブラムシが付きます。3~11月、カイガラムシが発生して吸汁されると木が弱ってしまうのでこそぎ落とします。