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ハゴロモ科~アミガサハゴロモ(編笠羽衣)

白い紋がある抹茶の粉を被ったようなハゴロモです。

アミガサハゴロモ

アミガサハゴロモ

7月5日・自然教育園

  • カメムシ目ハゴロモ科
  • 分布 本州、四国、九州
  • 大きさ (翅端まで)10~13mm
  • 出現期 7~10月
  • 食樹  常緑照葉樹、カシ類やコナラ 幼虫、成虫とも植物の汁
  • 不完全変態

成虫

アミガサハゴロモ

暗緑色の粉を纏った新鮮な成虫

 

前翅は幅が広く暗褐色から黒褐色、羽化した時には暗緑色の粉を纏っています。前翅、前縁中央部に白紋が入ります。頭部は左右に広く前後には短く、前端から3本の稜が広がるように入ります。前胸背は黒褐色、正中線が隆起しています。複眼は暗褐色。

8月6日・自然教育園

 

アミガサハゴロモ

7月5日・自然教育園

 

暗緑色の粉は活動するうちに脱落していきます。前翅の中央は色が薄くなっていて、細かな網目状の翅脈があります。歩いて移動の時は体を揺らしながら翅が邪魔そう、飛ぶというよりジャンプして移動、と、立派な翅は何の為?

幼虫

アミガサハゴロモの幼虫

6月27日・自然教育園

 

腹部末端から蝋物質を出し、長い毛束を持ちます。2~3mmの小さな体ながら高いジャンプ力の持ち主です。長い毛束はパラシュート替わり、ふんわりと着地できます。

アミガサハゴロモの幼虫

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