自然教育園 甲虫目 生き物

コガネムシ科~アオドウガネ(青銅鉦)

木からポタリと落ちてきたのはアオドウガネ、綺麗な虫です。

アオドウガネ

アオドウガネ

9月2日・自然教育園

  • コウチュウ目コガネムシ科
  • 分布 本州、四国、九州、沖縄、ただいま北上中
  • 大きさ 17~25mm
  • 出現期 5~10月
  • 完全変態
アオドウガネ

9月1日・自然教育園

 

大型でずんぐりとした体形、光沢がある綺麗な緑色です。胴体は赤銅色を帯びています。

腹部の各腹節の両側に灰白の毛束があるアオドウガネ

7月4日・自宅

 

腹部の各腹節の両側は灰白の毛束があります。手で触ると液体状のとても臭い排泄物を出すそうです。

アオドウガネ

8月23日・自然教育園

雨上がり。

ひっくり返っちゃったアオドウガネ

ひっくり返っちゃった~ 7月6日・自宅

生態

アオドウガネの交尾

交尾・8月20日・自然教育園

 

6月~8月 地中に産卵します。
地中で幼虫(イモムシ)になり、土繭を作り蛹になります。
翌年、成虫に。

アオドウガネ幼虫

幼虫は地中で植物の根や腐葉土を食べ、成虫は広葉樹の葉や農作物も食べます。なかなかの大食漢で農家にとっては厄介者。夜行性で灯火に集まってきます。昼間は落葉の下や葉で休んでいます。

アオドウガネとヤマトアオドウガネ

アオドウガネ 尾節板は短く、中央を除いて全面に毛が生えています。
ヤマトアオドウガネ 尾節板は長く黄色の毛が1列並んでいるだけ。

アオドウガネ 上翅の隆起した部分が後ろまで続いていますが、
ヤマトアオドウガネ 腹部第2節まで。

暖地性のアオドウガネは繁殖力も強く北上して勢力を伸ばし、ヤマトアオドウガネやドウガネブイブイを駆逐しているようです。

-自然教育園, 甲虫目, 生き物

Copyright© 奥行き1mの果樹園 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.