帰化してから勢力拡大中、鳴く声も他の虫の音をかき消すほど、鳴く虫の代表になっています。
アオマツムシ
- バッタ目コオロギ科マツムシモドキ亜科
- 分布 本州、四国、九州の街路樹、果樹園、庭木など
- 帰化種
- 体長 20~25mm
- 出現期 8~11月
- 幼虫の食性 雑食性 サクラ、モモ、カキなどの広葉樹の葉、小昆虫
- 不完全変態
- 越冬 卵
- 鳴き声 鳴くのは雄のみ、樹上で、翅を立てて甲高い声でリーリーリー
成虫
樹上で暮らすコオロギの仲間です。
オス
体形は紡錘形、オスは背面中央部に褐色の模様が入ります。触角は長く画面に収まり切れません。
頭部は小さく前胸背板は大きく後方に伸びています。前翅、後翅とも長く、前縁は直角に曲がり腹部を箱型に覆っています。黄色いラインが入ります。
バッタたちは後脚が長く立てていますが、アオマツムシの後脚は短く腹の下に納めています。跗節が短く樹上生活に適しています。動きは速いのですが、跳躍は苦手の様です。危険を感じると、触角や脚を伸ばして細長くなるそうです。
メス
メスは奇麗な緑色、黄色いラインが入ります。頭部は小さく前胸背板は大きく後方に伸び、前翅、後翅とも長く、前縁は直角に曲がり腹部を箱型に覆っています。
幼虫
樹皮の間や人工物の隙間に卵は産み付けられ、卵で越冬、6月頃に孵化します。
触角を伸ばしてはまっていました。
緑色に変わりました。幼虫は赤色→黄褐色→緑色と変わっていきます。