チャハマキ
- チョウ目ハマキガ科ハマキガ亜科
- 分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄諸島
- 開帳 19~37mm
- 食草 広食性 ツバキ科、ミカン科、マメ科、ミズキ科などの葉
- 出現期 3~11月 年4~5化
- 完全変態
- 越冬 中齢幼虫
淡黄褐色の蛾、雌は雄より大型です。性的2型が顕著で外見がかなり異なります。
オス
オスは前翅基部に半円形の前翅褶が飛び出し、前翅縁の中央に2つの黒褐色の紋、前翅の中央下部に褐色の大きな斜帯があります。まだ出会ったことがないのですが、写真で見ると変な形。
メス
メスは紋がはっきりとせず、薄い斜帯と短い横線が並んでいます。
生態
葉表に淡黄色の卵を100~200個、うろこ状に重ねて産卵、3~5の卵塊を産み付けます。1~2週間で孵化し、若齢幼虫は上下2枚の葉を綴り合わせて食害を起こします。幼虫期間は30日、越冬時は6か月、老齢幼虫は数枚を綴り合わせて食害をします。葉巻内で蛹になります。3月頃、越冬世代の成虫が出現します。茶畑で集中して発生することがあります。