羽ばたきと滑空を繰り返す、黒褐色に白い線が印象的なやや小さめのタテハチョウです。
コミスジ
- チョウ目タテハチョウ科イチモンジチョウ亜科
- 分布 北海道、本州、四国、九州
- 前翅長 22~30mm
- 出現期 4~10月 年1~3化
- 幼虫の食草 マメ科(ハリエンジュ、フジ、クズなど)
- 成虫の食べ物 花の蜜
- 完全変態
- 越冬 終齢幼虫
翅表は黒褐色ですが、翅も体も、太陽光によって虹色に見える(構造色)、美しい蝶です。前翅の基部から伸びる白帯は途中で分離し、先端部が三角形になり、外側には横長の白紋が入ります。後翅には白紋が連なった白帯が2本並び、翅を開くと三本の帯に見えます。翅を閉じて止まるのは給水や交尾の時の様です。
雌は前翅外縁下から3番目の白点付近が丸みを帯び、後翅亜外縁の外側のふくらみが大きく丸みを帯びています。
翅裏は赤褐色。
コミスジの幼虫は見事に枯葉に擬態していて、まだ見つけられていません。