優しいクリームのハムシ、黒い眼が印象的です。
エノキハムシ
- 甲虫目ハムシ科ヒゲナガハムシ亜科
- 分布 本州、四国、九州
- 大きさ 7mm
- 出現期 5~9月
- 食草 幼虫、成虫ともエノキの葉
- 完全変態
- 越冬 蛹
体色は淡い黄褐色に複眼と触角が黒いハムシです。脚は腿節が黄褐色、その他の部分は黒色です。脚全体が黄褐色の個体もあるようです。上翅は半透明で、うっすらと黒っぽい模様があるように見えるのは、畳まれた後翅が透けて見えているのでしょう。黒色の個体もあるとか。
エノキの葉柄の付け根に卵を固まって産み付け、コーティングします。4~5月頃発生した幼虫は、エノキの葉を中央から穴をあけるように食べます。幼虫は淡黄色に黒い線のような紋が規則的に並んだ、ぼってりとした芋虫、側部には刺が並んでいます。土中で蛹になり越冬します。