花の上に陣取って長い脚を広げて待ってる小さな緑色のハナグモをよく目にします。
ハナグモ
- クモ目カニグモ科カニグモ亜科ハナグモ属
- 分布 北海道、本州、四国、九州、南西諸島
- 大きさ ♂3~4mm ♀6~7mm
- 出現期 4~10月 年2化
- 食べ物 昆虫など
- 徘徊性のクモ
メス
頭胸部や脚は淡緑色、腹部は白色や黄色などに褐色の斑紋が入ります。
斑紋は様々。
オス
頭胸部は淡褐色の地に左右1対の縦に帯状斑紋が入り、腹部は濃緑色に黒褐色の斑紋が入ります。歩脚は淡褐色。
単眼は8個、2列に並んでいます。第1第2脚が特に長く、大きく広げて獲物を待ちます。方向後探知機のようにゆっくり動かします。そして抱え込むように獲物を捕らえます。
ヒラタアブを捕らえています。
繁殖期は4~9月と長く、交接時にはオスはメスを糸で動けなくして行います。メスは1~3回の産卵をし葉を曲げた蚕室の中の卵嚢には100個ほどの卵が産み付けられます。脱皮は春生まれより夏生まれの方が回数が多く、メスでは4~7回、オスでは3~6回を数えます。