自然教育園 池田山公園 野草 雑草 植物の構造

キジカクシ科~ジャノヒゲ(蛇の髭)

少し薄暗い開けた樹木の下や草原に自生しています。耐陰性があり、下草やグランドカバーとして重宝されます。

ジャノヒゲ

      • キジカクシ科ジャノヒゲ属の常緑の多年草
      • 分布 北海道から九州、朝鮮、中国、台湾の林内や草地
      • 在来種
      • 草丈 10~30cm
      • 花期 6~7月

    ジャノヒゲ

    走出枝を地中に伸ばし群生します。根の先端部が肥大し麦門冬(ばくもんとう)と呼ばれる生薬になります。葉は根生し、葉柄は無く幅2~4mm、長さ10~30cmの線形、濃緑色で葉脈が3~7本、縁には細かなギザギザがあり硬くざらつきます。

    ジャノヒゲの花

    葉に埋もれるように、花をつけます。7~18cmほどの花茎に、まばらな総状花序を下向きに付けます。苞は披針形、花色は白色から淡紫色、花径7~8mmで、花被片は楕円形です。花糸は短く葯は淡黄色で先端が尖っています。

    果実

    ジャノヒゲの果実

    葉をかき分けてみると根元の方に果実が見えます。果実は球形で種子が1個入っています。果皮は早くに落ち、種子がむき出しで成長します。最初は緑色、12月頃になると成熟して深い艶やかな青色になります。

    種皮を向いたジャノヒゲの種子

    7mmほどの大きさです。

-自然教育園, 池田山公園, 野草 雑草, 植物の構造

Copyright© 奥行き1mの果樹園 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.