黄色い花はハレーションを起こすほど艶やかで輝いています。でも有毒です。
ケキツネノボタン
- キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草
- 分布 日本、朝鮮、中国の水田や畔などの湿地
- 在来種
- 草丈 20~65cm
- 花期 3~7月
葉
茎は中空で円筒形、下部には開出毛が上部には上向きや伏毛が生えます。根生葉には長い柄があります。
茎葉は短い柄がある3出複葉で小葉は更に3裂し不規則な鋸歯があります。
葉の両面に伏毛があります。
花
花径は10~15mm、花弁は強い光沢がある黄色で、基部に蜜腺があります。
萼は広卵形で5枚、背面には毛が密生し、開花時には反り返ります。雄しべは多数、花糸、葯は黄色、黄色い花粉が出ています。雌しべは多数、花柱は基部は広がり柱頭は黄色でわずかに曲がり鉤状になります。
果実
集合果は3.5cmのほぼ球形、痩果は4~5mmで扁平で広卵形、側が平面になり縁には3両があり、先端に花柱が残ります。花床は楕円形で白毛があります。痩果はポロリと落下します。