気が付かないだけで結構あちこちに見かけます。あっという間にほかの植物に覆いかぶさるように茂りとても厄介な植物です。その他にも厄介に問題が・・・
カナムグラ
- アサ科カラハナソウ属の一年草のつる植物
- 分布 日本全土
- 在来種
- 花期 8~11月
- 名の由来 強靭な蔦を鉄に例え、葎は繁茂して絡み合う様子をは表す
- 別名ヤブゴロシ、ササガラシ、ネバリクサ
- キタテハの食草
- 秋の花粉症の原因となる植物。飛散距離は短いが身近に多くあることから影響を受けやすい。一般的な花粉症の症状の他にメロンやスイカなどの口腔アレルギーを起こす可能性があり
茎
茎、葉柄に鋭い下向きの棘があり他の植物に絡みつきます。小さな刺ですが触ると結構痛い。棘は枯れてからも残り取り、除くにも厄介です。
葉
葉は対生、葉柄は長く葉は5~12cmの掌状に5~7裂し、鋸歯があります。表面には荒い毛がありざらつきます。
花
雌雄異株です。雄花が早く開花します。
雄花
雄株は円錐花序を出し多数の花径7mmの淡緑色の花をまばらに付けます。花被片は5枚で毛が密生しています。雄しべは5本、短く細い花糸の先に大きな黄色い葯が垂れ下がります。披針形の托葉があります。
雌花
葉腋から花茎をのばして緑色の苞に包まれた3mmほどの雌花を下向きに数個、穂状に付けます。緑色の子房から2本の花柱を出します。
最初緑色だった苞は長さ1cmほどに、縁の白い毛や赤紫色の斑紋が目立つようになり反り返ってきます。
果実
長さ5mm、痩果で果皮に包まれ先端に凸部があります。茶褐色に変化し、果皮には複雑な模様があります。
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