コハナバチは日本で100種ほどが確認されていますが、小型で地味、似通っていて特徴がないとなかなか同定は困難です。
コハナバチの一種
- ハチ目コハナバチ科
- 分布 世界に広く分布
- 大きさ 5~15mm 多くは10mm以下
- 完全変態
体色は光沢のある黒色、中胸楯板は点刻が密で、腹部には各白毛帯があります。コハナバチの特徴は前翅の翅脈の基脈が弧状に湾曲していること、第3亜縁室は第1亜縁室より短く、第2亜縁室よりわずかに長いことです。ハナバチ達は花粉を運ぶために体毛が枝分かれしています。
メスは地面に穴を掘り、壁に蝋を塗って防水した部屋を作り、花粉と蜜で花団子を作り卵を1個産み、入り口を塞ぎます。1つの巣にはこのような部屋を10個ほど作ります。コハナバチは花粉の媒介者としてとても重要な役割を担っていてくれます。
別の個体、腹部は黒色。
今年は草取りをせずに虫たちの隠れ場所を沢山作ってあげようかな、と思っています。