黒い体に淡黄色から鮮やかなオレンジ色まで、色が変わると雰囲気も変わりますね。
ナガメ
- カメムシ目カメムシ科カメムシ亜科
- 分布 北海道、本州、四国、九州
- 大きさ 体長6.5~9.5mm
- 出現期 4~7月 年2~3化
- 食草 アブラナ科の植物
- 不完全変態
- 越冬 成虫
光沢のある黒地に、頭部前縁、前胸背の縁と正中線、小楯板のY字紋、前翅縁と先端付近に橙色の斑紋が入ります。
下から見ると腹部腹側は橙色の地に黒い斑紋が各節にあり、脚は黒色で脛節の中央部が黄白色になることが多いようです。
こちらは藍色を帯びた黒色に淡黄色のシックな感じ。アブラナ科の植物によくいるカメムシ科の昆虫なのでこの名が付きました。
こちらは腹面は淡黄色に黒色の斑紋が入っています。
ルッコラの葉から顔を出しています。前から見ると意外に小さな眼、カメムシらしいお顔。吸汁されると白く変色します。
よく似たヒメナガメは前胸背部に黒紋が6個あり斑紋が複雑です。
アブラナ科の茎などに2列に並べて12個の卵を産み付けます。卵は円筒型に蓋をしたような形、鮮やかなオレンジ色の幼虫が蓋を押しのけるようにして外に出てきます。羽化直後は斑紋が薄い黄色薄皮を被ったようです。臭気はアリを遠ざけ、仲間に警告を出したり、集合の合図にフェロモンとして使われます。