自然教育園 生き物 バッタ目

キリギリス科~クビキリギス(首切螽蟖)

クビキリギス

    • バッタ目キリギリス科クサキリ亜科
    • 分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄
    • 大きさ 27~35mm
    • 出現期 4~7月、9~11月
    • 食べ物 雑食 イネ科の植物や昆虫
    • 鳴き声 ジィーン 鋭く高い抑揚のない声
    • 不完全変態
    • 越冬 成虫
クビキリギス♂

♂ 11月3日・自然教育園

 

細長い中型のキリギリス、緑型、淡褐色型、まれに紅褐色型が見られます。頭頂は円錐形に尖り、雄には前胸に白線が入ります。前翅、後翅は長く、前翅端は丸みを帯びます。後脚が長いのも特徴です。

クビキリギス

♀ 11月8日・自然教育園

 

剣状で長い産卵管が見えるので♀です。大顎が発達し、色は赤、物騒な名前は、噛みついたら首がちぎれても離さないところから名付けられたそうです。

クビキリギス

♀ 11月8日・自然教育園

 

複眼は楕円形、黒い点は偽瞳孔、複眼の間にある白いのが単眼。額、頭盾、上唇と続きます。口器は上唇、大顎、小顎、下唇から構成され、小顎から1対の小顎肢(小顎髭)下唇から1対の下唇肢(下唇鬚)という付属機関が出ていてとても複雑に見えます。

クビキリギス♂

褐色型です。雄にみられる前胸の白線は褐色型は明確でないこともあります。雄の尾角は内側に直角に曲がり内側に棘があります。

クビキリギス

 

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