クビキリギス
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- バッタ目キリギリス科クサキリ亜科
- 分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄
- 大きさ 27~35mm
- 出現期 4~7月、9~11月
- 食べ物 雑食 イネ科の植物や昆虫
- 鳴き声 ジィーン 鋭く高い抑揚のない声
- 不完全変態
- 越冬 成虫
成虫
細長い中型のキリギリス、緑型、淡褐色型、まれに紅褐色型が見られます。前翅、後翅は長く、前翅端は丸みを帯びます。後脚が長いのも特徴です。
頭頂は円錐形に尖り、オスの前胸には白線が入ります。
剣状で長い産卵管が見えるのでメスです。大顎が発達し、色は赤、物騒な名前は、噛みついたら首がちぎれても離さないところから名付けられたそうです。
複眼は楕円形、黒い点は偽瞳孔、複眼の間にある白いのが単眼。額、頭盾、上唇と続きます。口器は上唇、大顎、小顎、下唇から構成され、小顎から1対の小顎肢(小顎髭)下唇から1対の下唇肢(下唇鬚)という付属機関が出ていてとても複雑に見えます。
褐色型です。オスにみられる前胸の白線は褐色型は明確でないこともあります。オスの尾角は内側に直角に曲がり内側に棘があります。
幼虫
緑型のまだ若い幼虫です。背面に2本の白い線が入っています。翅芽はまだ発達していません。触角がとても長い。