自然教育園 生き物 バッタ目

キリギリス科~セスジツユムシ(背筋露虫)

セスジツユムシ

  • バッタ目キリギリス科ツユムシ亜科
  • 分布 本州、四国、九州、
  • 大きさ 翅端まで 31~40mm
  • 出現期 8~11月 年1化
  • 食べ物 幅広い葉や果実
  • 夜行性
  • 不完全変態
  • 越冬 成虫

成虫

鮮やかな緑色型と褐色型があります。昼間は触角と前脚を前方に投げ出し、中脚と後脚を開いて葉上で休憩します。

緑型♀

セスジツユムシ♀

♀ 9月13日・自然教育園

 

背面には雄は褐色、雌は黄白色の条があります。複眼は黄色で上部に褐色の筋が入り、長い触覚は複眼より前方にあります。前翅より後翅の方がやや長く、飛翔能力は高くなく、特に雌は劣っています。産卵管は短く上向きです。脚は緑色、前脚の脛部の付け根付近に黒く見える場所に鼓膜があります。

セスジツユムシ♀

雌は茎を齧り産卵管を差し込んで産卵します。5~6月頃孵化し、6回の脱皮を繰り返し7~8月頃羽化します。

セスジツユムシ♂

♂・8月16日・自然教育園

 

褐色型

セスジツユムシ♀褐色型

♀・褐色型・11月29日・自然教育園

 

褐色型は条が鮮明でないものもあります。

セスジツユムシ♀褐色型

-自然教育園, 生き物, バッタ目

Copyright© 奥行き1mの果樹園 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.