ノカンゾウの花を渡り歩いて蜜を吸っていました。黒色に目立つ斑紋が入った日本最大級の蝶です。
モンキアゲハ
- チョウ目アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科
- 分布 インド、ヒマラヤ、東南アジア、中国、台湾、日本関東以西(南方系の蝶)
- 開帳 11~14cm
- 出現 4~10月 年2~3化
- 幼虫の食草 ミカン科
- 成虫の食べ物 花の蜜
- 完全変態
- 越冬 蛹
成虫
こんなにダイブした蝶は初めて見ました。真昼間から活動的、暑い日でも飛び回ります。
春型は5~6月、夏型は7~8月で夏型の方が大型です。地色は黒色、後翅に尾状の突起、名の由来の黄白色の大きな班紋があります。この黄白色の紋は羽化したばかりは白色でだんだん黄色を帯びてきます。その紋の周辺に三日月形の赤い斑紋が並びます。雌の方が雄より大きい。
幼虫
産卵はミカン科の葉に。1~4齢幼虫は糞に似ていて5齢幼虫では緑色の芋虫になります。蛹は緑型と褐色型があり120度のくの字に曲がっています
第4~5節に入った斜線は接するタイプと離れているタイプがあります。第6節は後縁で消失し、背中線の両側に平行に並ぶ短い縦線が特徴です。