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ナデシコ科~オランダミミナグサ(和蘭耳菜草)

先端に集まって咲く直径8mm程の花は拡大してみると可憐です。長い耳・・

オランダミミナグサの特徴

オランダミミナグサはヨーロッパ原産のナデシコ科ミミナグサ属の越年草です。1910年に横浜で確認された帰化植物です。

両面毛だらけの淡緑色の長楕円形のオランダミミナグサの葉

草丈は10~30cm、茎は株元から分岐して斜め上にまたは直立します。茎は淡黄色、一部暗紫色で毛が沢山生えています。葉は淡緑色の長楕円形で葉柄はなく対生に付きます。両面に軟毛と腺毛が立っています。

5枚の花弁に雄しべが10本、柱頭が5裂したオランダミミナグサの花

白色の先が浅く裂けた5枚の花弁に雄しべが10本、柱頭が5裂しています。花期は3~5月。花柄は短く萼は黄緑色で毛が立っています。

果実

オランダミミナグサのまだ先が閉じている果実、先端が10裂して種子が自然落下します

花が終わると花柄が伸び、6月、果実ができます。果実は長さ5mmの円筒形の蒴果。左側の果実はまだ先が閉じています。先端が10裂して沢山の種子が自然落下します。種子は黄褐色で表面に小さな突起があり0.5mmほど。結実後には枯れてしまいますが、秋には発芽して越冬します。

オランダミミナグサとミミナグサ

オランダミミナグサ ミミナグサ
原産地 ヨーロッパ 在来種
軟毛や腺毛 多い 少ない
茎や萼の色 淡黄色
茎の一部が暗紫色
暗紫色
幅広く淡黄色 やや細めで濃緑色
花柄が短く密生
花弁が細長い
先端が浅く裂ける
花柄が長くまばら
花弁がやや丸い
先端が深く裂ける
花弁が萼より長い 花弁と萼が同じ長さ
種子 三角形、黄褐色
0.5mm
卵形、褐色
0.8mm

ミミナグサはオランダミミナグサに駆逐され数を減らしているそうです。
ミミナグサの名は葉がネズミの耳に似ていることに由来します。
ミミナグサの若葉は食用になるそうです。

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