濃い色の葉と鮮やかな小さな星型の花がこんもりとついて目を引きます。
ペンタスの特徴
アカネ科ペンタス属、熱帯アフリカ原産の常緑の多年草です。明治末期から大正初期に日本に渡来しました。ペンタスの名は花弁の数を表す5の意味を持つギリシャ語のpenteが語源です。ペンタスは食用花としても栽培されているとか。癖のない味だそうです。和名はサンタンカに似ているところから、クササンタンカ(草山丹花)。
葉
草丈は30~70cm。矮性のものと高性種があります。葉は披針形、濃い緑色で葉脈が目立ちます。互生で全体に短毛があります。
花
花期は長く3~11月、年を越しても元気はないながらもまだ花が付いています。花色は白、ピンク、紫、赤、白い覆輪などがあり、特に赤色は鮮やかです。
直径7㎝ほどの花序に花径1cmに満たない星型の花を沢山つけます。萼は5枚、花は筒状で先が5裂しています。花の中心部から筒部の内側にも毛が密集している。雄しべは5本、雄しべは筒内部に付着した形となっていて、隠れています。雌しべは1本、柱頭の先が2裂しています。疑似餌みたい。
果実
育て方
熱帯の生まれなので暑さには強く絶え間なく花を付けます。花が終わったら切り戻します。
増やすには実生と差し芽があります。
差し芽は2節を葉先を切り取って、5~6月、9~10月に行います。
耐寒性はありません。植木鉢に移して室内で管理しようかと思っています。
サンタンカ
ペンタスが似ているといわれる花が下のサンタンカです。
サンタンカはアカネ科サンタンカ属の4枚の花弁を持つ常緑低木です。