植物の構造 育て方

ナデシコ科~スイセンノウ(リクニス・コロナリア)

全体が柔らかな白い毛で覆われ、ビロウドの様。花弁は華やかな赤や、白色やピンク、中央にピンクが入る白色など、艶のある柔らかな質感が楽しめます。

スイセンノウ

スイセンノウ

  • ナデシコ科マンテマ属(旧スイセンノウ属)の多年草
  • 南ヨーロッパ原産
  • 帰化種 江戸時代に渡来
  • 草丈 50~100cm
  • 花期 5~8月
  • 和名 スイセンノウ(酔仙翁)
  • 別名 フランネルソウ 茎葉に白毛が密生することから
  • 学名 リクニス・コロナリア リクニスはギリシャ語で炎の意 花色から

スイセンノウ

茎は直立し、白毛が密生します。葉にも白毛が密生し厚みがあります。根生葉はロゼッタ状で葉柄があり、披針形、茎葉は対生、葉柄がなく披針形、卵状披針形です。

スイセンノウ

茎はよく分岐して、茎頂に疎らな円錐花序を付けます。

スイセンノウ

萼は先端が5裂し、白毛が密生しています。

スイセンノウ

花色は赤、ピンク、白、複色。花径は約3cm、花弁は5枚。

スイセンノウ

雄しべは10本、花弁から突出しません。;

果実

スイセンノウの果実

15mm程の長楕円形の蒴果、種子は黒褐色、腎形。

育て方

日当たりは好きですが半日陰でも育ちます。耐寒性、耐暑性はありますが、高温多湿は苦手、風通しの良いところで育てます。水やりは地植えでは必要ありません。鉢植えでは乾いたら、株もとに。花後は半分ほどに切り戻します。冬になる前に切り戻して、ロゼッタの状態で冬越しします。
増やし方は株分け、挿し芽、種蒔きで。種蒔きは4~5月か9~10月。春播きは、寒さに当たらないと花は付かないので開花は翌年になります。零れ種でもよく増えます。株分けは10月頃。多年草ですが3年ほどで株が弱ります。
病害虫は特にありません。

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