水鳥の沼の傍に沢山のスケバハゴロモを見つけました。透明な翅にはっきりとした縁取りが美しい。
スケバハゴロモ
- カメムシ目ハゴロモ科
- 分布 本州、四国、九州
- 出現期 7~9月
- 体長 6mm、全長10mm
- 食草 クワ。ウツギ、キイチゴ、ブドウなど
- 不完全変態
- 越冬 卵
成虫
前翅は透明で黒褐色に幅広く縁取られ、翅脈は暗褐色。前縁に2対の淡褐色の斑紋があり、1対の小さな白紋があります。中央にも暗褐色の帯状の部分があります。後翅も透明で翅縁と翅脈が暗色。
複眼は暗褐色、脚は淡褐色。
幼虫
幼虫は緑白色で7,8節に突起があり、蝋物質の白い長い毛束を付けます。
生態
7~8月に羽化した成虫は、2週間ほどで産卵します。細い枯れ枝に傷をつけ、卵を1個づつ10個ほどまとめて産み付けます。産卵は10日ほどにわたって続けられ、30~40個ほど産み付けます。卵で越冬し、5月頃孵化し、枝の上部に移動して集団で吸汁しながら成長します。