ハイビスカス
- アオイ科フヨウ属の低木
- 園芸品種
- 樹高 50~200cm
- 花期 5~10月
- 花色 赤、ピンク、白、黄、オレンジ、紫、複色
- 和名 ブッソウゲ(仏桑花)
葉
葉は互生、卵形から楕円形、基部は円形から楔状、ほとんど全縁のように見えるものから、歯状、深い鋸歯のあるものまであります。光沢の強い品種も。
花
葉腋から花柄を伸ばし、杯状やラッパ状の花を単性します。花弁は5枚、八重咲のものもあります。1日花です。
萼は5枚、鐘形で卵形から披針形、副萼片は6~7枚、糸状又は線形で基部が合着しています。花弁は倒卵形で裏面には軟毛があります。
雄しべは多数、花糸は合着し筒状になり、雌しべを包んでいます。花柱は5裂し、柱頭は半球形
ハイビスカス・アドニスイエロー
デンマークのグラフ社で改良された園芸品種。普通1日花のハイビスカスですが、こちらは3~4日花が持ちます。北欧生まれとあって光量が少なくても花付きがよい品種です。耐暑性はなく盛夏は家の中の方が居心地が良いようです。
ハイビスカス・ミセス・ユミ
フィリピン在住の日本人女性の名を持った、ピンクからイエローへのグラデーションを持つ美しいハイビスカスです。耐暑性はありますが耐寒性がなく冬は室内で育てた方がよい品種です。
タイタンビカス・ティンカーベル・キッズ
巨大な花を咲かせ2mにもなるタイタンビカスの小型タイプ、キッズシリーズです。1日花ですが次々と花を咲かせます。耐寒性も耐暑性もあります。
すっきりとしたモミジ葉です。
育て方
日光が好きなので日当たりの良い場所で育てます。品種によって耐暑性や耐寒性が異なりますが、真夏は半日陰や涼しい場所に移した方がよいようです。冬越しは、霜の心配のない場所では品種によっては戸外でも可能ですが、基本的には、10月頃鉢上げして、室内の日当たりの良い場所に移します。剪定は4月と10月。脇芽を残して1/2から1/3に。植え付けは4~5月頃、生育が旺盛なので鉢植えの場合は1年に1度植え替えます。オールドタイプやコーラルタイプは挿し芽で増やせますが、よく出回っている花の大きな品種のハワイヤンタイプは難しいようです。