青みがかった黒色が美しい蛾です。
タケノホソクロバ
- チョウ目マダラガ科クロマダラ亜科
- 分布 北海道、本州、四国、九州、南西諸島
- 大きさ 20mm
- 出現期 3~11月 年数回発生
- 幼虫の食べ物 イネ科、ササ、モウソウチクの葉
- 成虫の食べ物 花の蜜
- 昼行性
- 完全変態
- 越冬 蛹
幼虫
葉裏にまとまって産卵、幼虫は葉裏に密集し、葉を食害しながら移動します。若齢幼虫は葉の裏から表皮を残して果肉を食べるので葉が白くなり、成長すると全体を食べるようになります。3齢幼虫から散らばり始め、4,5齢になると単独行動します。
黄褐色から淡黄褐色に各節に4個の黒い瘤が並び、長短の毒針毛が密生し、接触するとアレルギー反応を起こします。頭部は前胸に隠れてほとんど見えません。
葉裏や人工物の隙間に濃褐色の繭を作り、蝋質の皿を伏せたような物質で覆われます。蛹になっても周りに毛が残り、死骸や抜け殻もアレルギー反応を起こします。成虫は毒はありません。
成虫
雌の触角は糸状、雄は櫛状。翅に鱗粉はありません。
交尾中、左がメス、右がオスです。