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ゴマノハグサ科~ツタバウンラン・マツバウンラン・ムラサキウンラン

ウンランの名前が付いたゴマノハグサ科ウンラン属の植物です。

ツタバウンランの特徴

ヨーロッパ地中海沿岸に自生し、大正元年にロックガーデン用として帰化しました。北海道、本州、四国の石垣や道端の隙間に分布しています。ツタカラクサ(蔦唐草)ウンランカズラ、キンバラリア、コロセウムアイビーなどの名前があります。1年草、または多年草です。

道端や石垣の隙間に見る小さなツタの葉のようなツタバウンラン

茎は無毛で細く20~40cm、分岐し節から不定根を出して地を這い広がります。葉は互生、円形に掌状で3cmほど、先端側塚に凸、浅く5~9裂しています。

ツタバウンラン

花期6~8月、葉腋から10~17mmの紫色を帯びた花柄を出し先端に10~17mmの白色から淡青色の花を付けます。上唇は2裂し直立し暗紫色の筋が入っています。下唇は3裂して背面に黄色いふくらみがあり花口をふさいでいます。中には雌しべ1本と長短の雄しべ4本が隠れています。花冠の後ろは距があり、萼は5裂し約3mmの線形披針形です。

唇型の青に赤筋が入った花と真っ赤な葉裏の対比がきれいなツタバウンラン

上の写真は冬に咲いた花でふくらみの部分は黄色ではなく白色です。花粉がないせいでしょうか。

葉裏、茎、萼まで鮮やかな紅色になっているツタバウンラン

葉裏も茎も萼も真っ赤になって青い花色との対比が美しい。

ツタバウンラン

道端で見つけたのは上唇が白色、下唇が淡青色の花、距も白色、萼が淡緑色です。

ツタバウンラン

果実

果実は球形で5~6mmの蒴果、長い柄で暗いところに向かって伸び結実します。種子は1mmに満たず黒色から褐色で不規則な皴があります。

マツバウンランの特徴

アメリカ原産で1941年に京都府伏見区で渡来が確認されました。北関東以南に分布しています。

マツバウンランマツバウンランの走出枝の3輪生の葉

茎は無毛、基部から数本分岐して走出枝を伸ばして広がります。草丈20~60cm。葉は初めロゼット状、走出枝の葉は楕円形で多肉質、3~4輪生しています。上部の葉は幅1mm長さ1~2cmほどの線形で、まばらに互生に付きます。

下唇の中央部が膨らみ白色、距が長く伸びるマツバウンラン

花期は5~7月、淡青色、青紫色、まれにピンク色の8mmほどの花を穂状に付けます。上唇は浅く2裂、下唇は3裂し中央部が白く膨らんでいます。後部には3~6mmの距があります。雌しべ1本、雄しべ長短4本。

青紫色の唇形の花を穂状に付けるマツバウンラン

果実

マツバウンランの幅3mmの若い果実

萼は線形で5枚、果実は幅3mmの球形の蒴果、2室に分かれ種子が沢山入っています。種子は0.4mmの不定の4角形、艶のある黒色、表面に網目模様があります。

マツバウンランの果実、0.4mmの黒い種子が見えます。

この辺りではあまり見かけないのですが華奢に見えても荒れ地に強い植物のようです。

ムラサキウンランの特徴

別名リナリア、プルプレア、ヒメキンギョソウ。原産はイタリア、江戸末期に渡来した帰化植物です。

ムラサキウンラン

草丈20~50cm、葉は互生、幅3~9mm、長さ3~6cmの線形です。花を付けない茎は横に広がり花を付ける茎は直立します。

ムラサキウンラン

花期は6~8月、ムラサキの名が付いていますが白色、黄色、赤、ピンク、薄紫色と花色は豊富です。花径2cm、上唇は浅く2裂、下唇は3裂し中央部が黄色で喉部には白毛が密生し、基部に1cmほどの距があります。

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