ウラナミシジミ
- チョウ目シジミチョウ科ヒメシジミ亜科ウラナミシジミ属
- 分布 北海道南部、本州、四国、九州、南西諸島
- 南方系の蝶 越冬地は本州の太平洋岸の暖地、南西諸島(12℃以上の無霜地帯)5~6化
- 開帳 28~34mm
- 出現期 7~11月 土着地では周年
- 幼虫の食べ物 マメ科の植物の花、若い果実
- 成虫の食べ物 花の蜜
- 昼行性
- 完全変態
翅裏は褐色に白い波模様が入り、後翅後縁に橙色班に黒点が2対、尾状突起があります。
翅表はオスは奇麗な青紫色、翅縁が暗色、メスは中央部分だけが青紫色、暗色部分が大きくなっています。
ウラナミシジミは熱帯、亜熱帯の蝶で、移動性が強い蝶です。気温の上昇とともに北上します。世代を繰り返して更に北上します。寒さに弱く土着地以外では越冬できず死滅します。
卵はマメ科の花穂に産み付けられます。幼虫は野生種よりもフジマメ、ダイズ、アズキ、エンドウなどの栽培種を好み、農家や家庭菜園では害虫になります。