少し暗い場所に大きな黒いチョウがひらひらと飛んでいます。ナミアゲハの幼虫が沢山いたカラスザンショウでクロアゲハの幼虫が混じっていました。
クロアゲハ
- チョウ目アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科アゲハチョウ属
- 分布 本州、四国、九州、沖縄
- 前翅長 45~70mm
- 出現期 4~9月 年2~4化
- 幼虫の食草 カラスザンショウ、イヌザンショウ、ミカン類
- 成虫の食べ物 ツツジ、オニユリ、クサギなどの花の蜜
- 完全変態
- 越冬 蛹
成虫
翅表裏とも黒色で尾状突起があります。後翅外縁に赤い三日月状の班が入ります。雄は後翅前縁に白い帯があります。雌は雄より地色が薄く翅脈が目立ち、赤い班が発達します。春型は夏型より小さく、黒色が濃く、赤い班が発達します。
幼虫
4齢までは鳥糞状、4齢幼虫になると後胸部と第1腹節が拡張します。白斑が目立つようになります
終齢幼虫は、鮮やかな緑色の芋虫になります。背面に幾何学模様の斜帯があり交差、合体しています。臭角は紅色、普段は頭部と胸部の間の背中側の皮膚の下に隠されています。