小さなアシナガグモ、金属光沢のあるきれいなクモです。
ウロコアシナガグモ
- クモ目アシナガグモ科アシナガグモ属
- 分布 北海道、本州、四国、九州、南西諸島
- 大きさ ♂4~6mm、♀5~8mm
- 食べ物 不明
- 水平円網 葉上で待ち伏せもする
- 不完全変態
亜成体
杭の上で見つけたのは体長4mmほどの奇麗な透明感のある緑色のクモでした。メスの亜成体でしょうか。黒い8個の単眼が目立ちます。
メス
頭胸部が緑色、腹部背は金属光沢がある黄緑色で鱗状の斑紋が入ります。刺激を受けると班が収縮して黒っぽくなります。歩脚には棘があります。単眼は8個。
オス
オスは歩脚関節部分と腹部背に前後に分かれた縦長の赤色班が入り、上顎が発達し2節になっていてジャックナイフのように折り畳まれています。基部は太く、歯があり、先端は鎌のようになって尖ります。これで獲物を捕らえ、先端から毒を注入します。
卵嚢
葉裏に産み付けた糸で包まれた卵嚢を守っています。