ウスバカミキリ
- 甲虫目カミキリムシ科ノコギリカミキリ亜科ウスバカミキリ属
- 分布 北海道、本州、四国、九州、南西諸島
- 大きさ 30~55mm
- 出現期 5~9月
- 幼虫の食べ物 広葉樹、針葉樹の材
- 成虫の食べ物 不明
- 完全変態
大きくてびっくり、日本に生息するカミキリムシの中で最大級です。メスの方が大型です。日中は枯れ木や朽ち木の洞や樹皮下に潜み、夜間になると樹皮上を歩き回り、灯火にも飛来します。体はやや扁平、体色は暗褐色から赤褐色、黄土色の微毛が生え、頭部から前胸背板に荒い点刻が密生しています。大顎が前方に向いています。これはノコギリカミキリ亜科の特徴です。上翅は薄く、3~4対の縦隆条が入ります。脚、触角は黒褐色。メスは産卵管が常時突出しています。オスの触角は腹端に届く長さ、第3節が長く、第4と第5の和より長くなっています。
気性が荒く、強力な大顎の持ち主。孵化から羽化まで数年かかるそうです。