クワコ
- チョウ目カイコガ科カイコガ属
- 分布 北海道、本州、四国、九州
- 開帳 32~45mm
- 成虫の出現期 6~11月 年2~3化
- 幼虫の出現期 4~9月
- 幼虫の食べ物 クワ科ヤマグワ、マグワの葉
- 完全変態
- 越冬 卵
幼虫
カイコの原種と言われるクワコ、その幼虫はなかなか面白い。頭部を前に突き出して体を幹から離し小枝に擬態したり、伸縮自在で、危険を感じると第2,第3関節を膨らましてヘビに擬態するそうです。中齢幼虫は糞に擬態。頭部は小さく、体色は白色、褐色、灰褐色の斑模様、胸部には眼状紋、背部にも円形の紋が3対並び、腹端近くには小さな突起があります。腹脚は5対、カイコと違ってしっかりと掴むことが出来ます。
体色が薄くなってきました。終齢幼虫は36~60mmほど。これを最後に姿が見えなくなりました。5月下旬には営繭し6月中旬に羽化、東京では3世代を重ねるそうです。繭はカイコのように白くはなく淡黄色。