自然教育園 生き物 チョウ目

シャクガ科~ウスキツバメエダシャク(薄黄燕枝尺蛾)

葉陰に透き通るような白い蛾を見つけました。縁毛の橙色と眼状紋のある尾状突起がエレガントです。

ウスキツバメエダシャク

ウスキツバメエダシャク

5月29日・自然教育園

  • チョウ目シャクガ科エダシャク亜科
  • 分布 北海道、本州、四国、九州、南西諸島
  • 開帳 ♂37~48mm ♀48~52mm
  • 出現期 5月下旬~7月、9月上旬~11下旬
  • 幼虫の食草 カシ、サンゴジュ、エニシダ、ソメイヨシノ、シダレヤナギ、イヌツゲ、ヒサカキなどの葉
  • 成虫の食性 花の蜜

ウスキツバメエダシャク・5月29日・自然教育園

翅は白色、前翅に淡い赤褐色の2本の帯があり、全体にさざ波状の模様が入っています。尖った尾状突起があり赤褐色の2つの眼状紋があります。後翅外縁はやや黄色味を帯びます。縁毛は赤褐色。

ウスキツバメエダシャク

顔面は褐色、触角は髭状細長く、先端は膨らみません。

ウスキツバメエダシャク

6月4日・自然教育園

よく似た蛾

コガタツバメエダシャク 
開帳31~40mm 発生5~8月 顔の色は白色、目の間に細い黄色い線が入る 尾状突起が短い

フトスジツバメエダシャク
開帳37~60mm 発生5~10月 顔が白色さざ波模様は良く似る 縁毛は褐色にならない

シロツバメエダシャク
開帳35~54mm 発生6~10月  顔の色は白色で眼の間に太い黄色い線が入る 2本の帯が明瞭 さざ波模様が外側のみで内側や横帯の間にさざ波模様がない  尾状突起は角張って短い 雄の触覚は櫛歯状 雌は糸状

ノムラツバメエダシャク
開帳31~47mm 発生7~8月 顔は黄橙色 山地に限られる

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