カルーナ
- ツツジ科ギュリュウモドキ(カルーナ)属の常緑低木
- ヨーロッパ、北アフリカ、シベリア原産
- 樹高 20~50cm
- 花期 9~2月
- 別名 ギョリュウモドキ、ヒース、ヘザー、シホウハク
- 茎葉はハーブティーに、花はオレンジ色の染料
葉
葉は鱗片状で十字対生に密に付きます。秋に黄色や赤色に色づく品種もあります。カルーナはギリシャ語で掃くの意、花が終わって箒に使われたとか。
花
総状にびっしりと花を付けます。花色は淡紅色、濃紅色、紫、白色。花弁に見えるのは蕚片でその半分ほどの長さの花冠を包んでいます。長さは4~5mmで4片。蕚に見えるのは4枚の苞片。花が終わっても蕚片は残り、長く楽しめます。
育て方
背が低く、横に広がり、ブランドカバーや花壇の縁取り、寄せ植えなどに映えます。日当たり水はけがよく、酸性土壌を好みますから、ピートモスを混ぜ込みます。植え付けは、春と秋から冬にかけて、根が細かく、よくほぐして植え付けます。耐寒性はありますが、夏の高温多湿には弱く、6月頃に刈込み、半日陰に置きます。花芽は7月頃に付きます。花後、蕚片が褪せてきたら刈込みます。病害虫は特に心配はありません。