我が家の果実たちに群がるカナブン(金蚊)です。汁を吸われるとスカスカになってもう食べられません。
カナブン
- 甲虫目コガネムシ科ハナムグリ亜科
- 分布 本州、四国、九州、朝鮮、中国大陸、
- 大きさ 23~32mm
- 出現期 5~9月
- 幼虫の食べ物 腐植物
- 成虫の食べ物 クヌギ、コナラ、アキニレ、アカメガシワなどの広葉樹の樹液や熟した果物
- 昼行性
- 完全変態
光沢があり、茶色、緑色、赤、青と色彩変異が多くあります。頭は長方形、体は丸みがなく平べったい背中をしています。各脚の関節と先端は二本の鋭い爪になっています。翅の付け根は二等辺三角形です。後ろ脚の付け根の基部が離れています。
飛行能力
ひっくり返したら死んだふり?動かなくなってしまいました。
表に返したら勢いよく飛んでいきました。カナブンは飛行能力が優れています。前と後ろの翅の間に溝があります。前翅の外側をわずかに持ち上げると隙間ができ後翅を出すことができます。足場がなくても、空中に放り投げても後翅を引き出して飛ぶことができます。これはカブトムシやクワガタなどではできないことです。前翅を使わないことで腹部を守っています.。
幼虫
幼虫は約40mmで、乳白色、頭部はめり込むように小さく赤褐色で、茶褐色の毛が生えています。地中で土繭を作り越冬します。幼虫は地上ではうまく歩けなくて仰向けになったり横向きになったりしながら不器用にくねらせて引きずるように移動します。脚は歩行用ではなくシャベルのような役割です。コガネムシやカブトムシはちゃんと歩けます。