クリスマスローズの原種ミゲルは、うつむき加減の白い花で、日本では初雪起こしと呼ばれ、茶席などで極一部の人たちの間で楽しまれていたそうです。
今では、沢山の種類がありますが、どこかそんな佇まいを感じさせてくれる花です。我が家の二種類のクリスマスローズが白色から翡翠色に色を変えました。
特徴
先月はふんわりとした、白色でした。花びらに見える部分は実は萼片です。が、あえて花びらと呼ぶことにします。花びらは退化して、あるのは蜜線だけです。クリスマスローズの花期が長く感じるのはこのためです。
翡翠と呼ばれる人気のハイブリッド種があるそうですが、これは、あくまでも翡翠色のクリスマスローズです。そしてこの花びらも翡翠色に、
先月の花は中心部分は緑が入っていましたが、ふちに少しピンクをまとった白色でした。そして、蕾の時はピンクでした。三度も色を変えて楽しませてくれました。夏の暑さには弱いのですが、日陰でも問題なく、耐寒性もあるので木の下や日陰を彩ってくれる貴重な存在です。我が家も北側の玄関周りにいます。キンポウゲ科クリスマスローズ属です。
花の色がくすんできました。そろそろ来年の花のための準備の時期です。花をつみ、病気にならないよう、切り晴れた日を選んで花茎を地面近くで切り落とします。新しい葉が出始めました。花茎を切った株は力強い大きな葉になることでしょう。もう少しこのままにしておきたいところではありますが、
種を持った花がありました。今年は種を採ってみましょうか。
ヘルボルスの意味は
クリスマスローズなのに花期が三月なのはどうして?本来はニゲルの名前ですが、、日本ではキンポウゲ科ヘルボルス属全体をクリスマスローズと呼ぶからです。でもほかの名前なら、こんなに愛されなかったでしょうね。ヘルボルスの意味は「食べたら死ぬ」、つまり毒があるということ。知りませんでした。
そもそも、日本には明治から大正時代に薬用植物として入ってきたそうです。毒をもつことから忌まわしい物語が数多く伝わっているそうですが、