植物の構造 育て方

キク科~アキレア・ミレフォリウム(西洋鋸草)

レースのような繊細な葉に、小さな花を沢山こんもりと付け、群生するとなかなか生命力を感じます。

アキレア・ミレフォリウム

アキレア・ミレフォリウム

アキレア・ミレフォリウム

  • キク科アキレア属(ノコギリソウ属)の多年草
  • 分布 東アジアから北アメリカの温帯地方
  • 帰化植物
  • 草丈 50~100cm
  • 花期 6~9月

アキレアの根生葉

茎は直立しよく分岐します。3回羽状複葉の根生葉と、2回羽状複葉の茎葉があり、茎葉は互生、小葉は細かく裂けます。

アキレアの葉

アキレア・ミレフォリウム

茎頂に散房花序を付けます。3~5mmの頭状花は中央に筒状花、周りに5枚の舌状花を付けます。舌状花の花色はピンク、白、オレンジ、赤色。

アキレア・ミレフォリウム

育て方

日当たりがよく、水はけのよい場所を好みます。乾燥気味に育てます。やや高温多湿に弱いのですが、耐寒性も耐暑性もあり、丈夫な植物で、肥料も必要ではありません。花がらを早めに摘み取り、風通しを良くします。切り戻せば長く花を楽しめます。冬はロゼッタ状で休眠します。地下茎を伸ばして増え、零れ種でも増えます。株分けは2~3年毎に、種蒔きは春、秋に。

アキレア・ミレフォリウムの効能

古くから血止めの傷薬として使われてきました。現在では漢方薬として解熱、抗炎症作用、血圧降下作用などの効能があります。またコンパニオンプランツとして、根からの分泌液は植物の病気を治し、害虫から守ります。薬効のあるハーブティーとして。冷ましてたハーブティは消毒にも使われるとか。若葉は爽やかなサラダに、大きくなった葉はピリッと胡椒の風味がするそうです。茹でても。

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