ブルーサルビアは北、中央アメリカ原産のシソ科、サルビア属。シソ科らしい変わった形と目が覚めるような鮮やかな青色が魅力です。学名はサルビア・ファリナセア、英名はメアリーセージ。日本には昭和の初めに観賞用としてやってきました。丈夫で育てやすく美しいので人気です。
ブルーサルビアの特徴
花
花軸や葉の裏には白い綿毛があって銀色を帯びています。ここから、化粧サルビアの名前がつきました。蕾もふんわりと銀色をまとった青色のグラデーションが美しいですね。シソ科の植物の花は合弁花で唇型の花びらでかつては唇形科とも呼ばれていました。子房が深く4つの溝があり果実は4つに分かれます。雄しべは2本もしくは4本。蜜を吸いに来た虫たちがスウィッチ(雄しべ)を押すと、隠れていた雄しべが出現、葯が虫に触れて花粉を次の花に運んでもらうシステムです。しそ科の花はややこしい。
何でしょうこの形。まるで髭を生やした顔のようです。
虫たち
沢山の虫たちが毎日やってきました。ウスモンミドリカメムシです。
ルリマルノミハムシは毎日2匹以上やってきて、顔をうずめていました。ちょっと自由にさせ過ぎました。花びらが可哀想なことに。
育て方
種まきや株分けでも増えますが、切り戻しをした茎を水揚げして土にさせば沢山増えます。
梅雨から真夏は湿気と暑さで少しお休みしますが、切り戻しをして風通しに気を付ければ、青の色がきれいになってまた復活します。
本来は多年草ですが、寒さに弱く一年草として扱われます。温暖ならば冬越しさせられます。
そろそろ花の時期も終わり。茎の整理をして、落ち葉で温かくしてあげましょう。
3月の芽吹きを楽しみにしばらくお休みです。