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キク科~アメリカセンダングサ(亜米利加栴檀草)

2本の角で傍を通る奴を静かに待っています。

アメリカセンダングサの特徴

アメリカセンダングサ

本州から九州の荒れ地や道端、湿地に見られるキク科センダングサ属の一年草。アメリカ原産で1920年に琵琶湖畔で初めて確認された帰化植物です。タウコギより草丈が高いことから別名セイタカタウコギ(背高田五加木)。要注意外来生物に指定されています。

アメリカセンダングサ

草丈50~150cm。茎は暗紫色で4稜あり無毛です。

アメリカセンダングサの葉

葉は対生、下部は2回3出複葉、上部は3出複葉、小葉は3~17cm、披針形、先端は尖り荒い鋸歯があります。葉には艶がなく脈上と葉裏には微細な毛があります。葉脈は乱れます。

アメリカセンダングサ

花期は9~10月。黄色い頭花が茎頂に1個づつ付きます。2.5cmの葉のように目立った長い総苞片6~12枚が、5mmの頭花を取り囲みます。舌状花は小さく外からは確認できません。冠毛のある筒状花がびっしりと付き、花1個に1枚の鱗片があります。両性花で風媒花です。

アメリカセンダングサ

三角状に見えるのが鱗片です。外側にある鱗片が幅が広くなっています。

果実

アメリカセンダングサの若い果実

若い果実です。内側にある果実は長く外側は幅が広く短くなっています。

アメリカセンダングサ

痩果は6~7mm。花が終わると花床に果実が残り熟すと反り返り放射状になります。扁平で上部が幅広く下向の棘のある芒状の冠毛が2個付いています。この棘で人や動物に付いて頒布されるひっつき虫です。湿地を好むこの花はまた水によく浮き流されて広がります。種子の寿命は10年以上、土壌の適応能力もあります。

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