植物の構造

ヤマモガシ科~グレビレア

細い羽状の葉は軽やかで観葉植物としても味わえ、花は長く楽しめ可愛く不思議です。

グレビレアの特徴

グレビレア

グレビレア・ココナッツアイス

ヤマモガシ科グレビレア属、オーストラリア、ニューカレドニア原産の常緑低木です。ヤマモガシ科の植物は多くは南アフリカ、オーストラリアに分布していますが、日本では野生化したヤマモガシ1種類のみです。属名グレビレアは英王室園芸協会設立者の一人のチャールズ・グレビルに由来します。品種によってがらりと印象が違います。

グレビレアの葉

樹高2m。葉は互生、線状から披針形で深く裂けます。羽状複葉、1,2回羽状葉で小葉は全縁で先端が尖ります。葉に触ってアレルギー反応が現れることもあるようです。

グレビレアの蕾

花期は2~7月。品種によって異なります。総状、円錐花序を付けます。花弁はなく花被片の色は赤、黄、ピンク、オレンジ、白色。

グレビレア

花被は勾玉のような筒状、先がくるっと丸まります。花被片は4枚、先端がわずかに裂けます。外からは見えませんが雄しべは4本。花被片の先に柄のない葯があり糸巻に巻くように花柱がしまわれています。花柱の先端は膨れて平らになっていてここに花粉がスタンプされます。花柱の先が外に出て長く伸びます。この姿から英名ではスパイダーフラワーと呼ばれます。先端の花粉は他花の為のもので雄性先熟のシステムをとっています。

グレビレア

筒状の基部、花托の裏側にはたっぷりの蜜が溜まっています。ユニークな植物です。

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