シシトウがたくさん取れています。家庭菜園でも 育てやすいし、1本あると重宝します。6月に最初に咲いたシシトウの花、とても可憐でした。
特徴
ナス科トウガラシ属の甘味種。南アフリカ原産。ヨーロッパに渡ると、涼しい気候から辛みのない品種ができたそうです。ビタミンC・B6 ・K カリウム、カロチンと栄養たっぷりです。葉は披針形から楕円形で葉柄に翼が流れます。
花
下向に付く花は白色、薄黄色で、円盤状の萼があってへたになります。花弁6枚、雄しべ6本、青紫色の葯が破れて白い花粉があふれています。緑色の子房が見えています。柱頭は浅く3裂します。
育て方
最初に咲いた花の下から出る脇芽2つを残してほかの脇芽を摘んでおけば、何もしなくても勝手に沢山実を付けてくれます。
種蒔き 2月下旬~5月上旬
植えつけ 5月
開花 5月下旬~9月下旬
収穫 6月下旬~10月
シシトウは未成熟果を食べるものです。収穫しないでおくと曲がったり樹勢が弱ります。水分を少なめに育てると茎葉が丈夫になります。連作は避けます。病気にかかり易くなります。以前育てた時は、辛みが強かったので試しに一部熟させて、乾燥させて、余り辛くない唐辛子のように使ってみました。
シシトウが辛くなるのは
たまに辛いシシトウに出くわします。辛くなる理由は何でしょう。ストレスがかかって防衛本能で辛くなると言われています。
- 暑さ 熱いのは好きでも熱帯夜はストレスです。
- 水不足
- 栄養不足
根が浅いので、水不足にもなりやすく、暑さによるストレスも受けやすくなります。シシトウとその周りにもお水をかけて温度を下げましょう。
肥料もあげましょう 。また、途中暑くなって、株が疲れてくると辛い実ができやすく、秋に近ずくとまた蘇ります。トウガラシの側に植えると辛くなるともいわれますが、劣性遺伝子なので根拠がないともいわれています。
辛いシシトウの見分け方
辛いシシトウは
- クシュとなったりねじれたりと、形が不格好なもの。
- ふくらみがない、細長いもの。
- 光沢がないもの。
- しわが少ないもの。
- ヘタの五角形の形が崩れて丸くなっているもの。
- 香りが強いもの。
- 受粉不良で種が少ないもの。
- 実が固いもの
夜の気温が低いと単為結果(受精せずに実になること)実が固くなり辛くなりやすい。
辛そうなものはヘタや種を取ってみてください。酢をかけるのもいいでしょう。唐辛子の代わりに肉味噌などを作ってもいいですね。それとも、当たるのを楽しみしましょうか。
鮮やかな赤色になるまで育ててみました。辛いのと辛くないのがありました。油でいためて味のアクセントに使っています。
ヘタを見れば美味しさがわかる?
以前テレビで見た、野菜の美味しさはヘタを見ればわかるというのを思い出してちょっと調べてみました。シシトウの仲間の「ピーマンは6角形のヘタの方が5角形のそれより甘い。」
ですが、花が咲く時点で花びらの数、つまりヘタの形が決まります。実が育つ時の栄養状態とは関係ないのでどうなんでしょう。
「藤瀬農園 ~道草日記~」いうブログを拝見しました。そこには5角形と6角形のピーマンの糖度を実際に調べたら誤差の範囲だったとありました。結論は出ませんでした。
ピーマンに関してはヘタの形より、「ピーマンは赤くなるまで育てるとと甘くなる」のほうが確かなようで今年は苗が手に入らなくて断念しましたが、来年は挑戦してピーマン嫌いの子にうまいといわせたいと思います。