小さなテントウムシ、2種類のヒメカメノコテントウを見つけました。
ヒメカメノコテントウ
- 甲虫目テントウムシ科テントウムシ亜科
- 分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄
- 大きさ 3~5mm
- 出現期3~11月
- 食べ物 成虫、幼虫ともアブラムシ 蜜
- 完全変態
- 越冬 成虫
薄黄色の地に黒色の斑紋がある小さなテントウムシです。ヒメカメノコテントウの特徴は頭部の触角の付け根に逆三角形の白紋があり、前胸背板の胸部後方の黒い部分が縁に達していないことです。市街地を含め広く分布します。
ヒメカメノコテントウの斑紋
亀甲型 基本形で薄黄色の地に亀甲のような黒い斑紋、地色の濃いものもある
背筋型 黄色から橙色の地に中に黒い筋がある
肩紋型 肩に1対の黒い斑紋がある
4紋型 黒い斑紋が2対
黒型 黒一色、黄色一色のものもある
卵は薄黄色で10個ほど産みます。幼虫は灰色の芋虫で白、黒、黄色の円い班が奇麗に並んでいて刺はありません。雌は雄よりやや大型です。
亀甲型
背筋型
背筋型ですが肩に少し黒い紋の名残のようなものが見えます。
似た名前のカメノコテントウは1cmを超える大型のテントウムシです。
ヒメカメノコテントウは生物農薬として筒の中に100匹の成虫を入れて販売されています。
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