キアゲハ
- チョウ目アゲハチョウ科
- 分布 日本全土
- 開帳 70~90mm
- 出現期 4~10月 年2~4化
- 幼虫の食草 セリ科の植物の葉、花、若い果実
- 成虫の食べ物 花の蜜
- 完全変態
- 越冬 蛹
葉表に1個産卵します。卵は白色から色が変わっていき黒色になると孵化が始まります。
3齢幼虫
3齢幼虫までは鳥の糞に擬態しています。3齢幼虫になると第3~4腹節背面に白色班と各体節の橙色班が目立ってきます。
キアゲハの幼虫は脱皮殻を食べる習性があります。天敵に居場所を知られないようにするためのようです。
4齢幼虫
4齢幼虫は白、黄、黒の警戒色になります。
終齢幼虫
終齢幼虫になると黄緑と黒色の縞模様になり黒色の縞模様の部分に橙色の斑点がはいります。長さ50mmほど、なかなかの存在感。
蛹
羽を広げられる安全な場所を探して移動します。糸を出して固定して前蛹の状態に、上の方から白く変化して盛んに体を動かして上の方から脱皮して周囲に同化して緑色の蛹になります。この時の脱皮殻は下に落とします。10日前後で黒っぽく透けてくると羽化が始まります。
羽化
腹側は上下に背中側は左右に割れて触角と前脚を出し数分をかけて外に出ます。体液を流し込んで翅を伸ばしじっと乾くのを待ち4時間余りで飛び立ちます。4~6cm。