背中側から見ると地味なカメムシですが、お腹は黄色で、脚に入った白色、触角や脚の付け根に入った赤色の挿し色がお洒落。
キバラヘリカメムシ
- カメムシ目.ヘリカメムシ科ヘリカメムシ亜科
- 分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄
- 大きさ 14~17mm
- 出現 4~11月
- 食草 ニシキギ科の葉や果実
- 昼行性
- 不完全変態
- 越冬 成虫
幼虫
マユミやニシキギ、ツルウメモドキなどの葉裏にこげ茶色の卵を数十個産み付けます。初齢幼虫はあまり動かずに固まっています。
前翅が短く黄色い腹部がよく目立ちます。
マユミの葉裏で終齢幼虫へ脱皮していました。奇麗な黄色と白とピンクです。口吻→脚→触角の順番で抜いていくそうです
黒い部分が大きくなり丸かった腹部に角が出来てきました。
成虫
成虫に!マユミの枝に下向きにぶら下がっていました。上手に美しく形を崩すことなく脱皮します。もう翅も伸びてきてカメムシらしくなっています。ピカピカの黄色い体、ピンクの触覚、脚の白とピンク、透明な口吻、と鮮やか。
背面は暗褐色、腹部は黄色、腹部側面が黄白色と黒色の縞模様。
触角は黒色で4節、先端節のみ赤色。
脚は黒色、腿節の中間部分は透明感のある白色から淡黄色、腿節基部は黒色や赤色。上の個体は鮮やかな赤色。
臭腺からは青リンゴや草の匂いがするそうですが・・