青みがかった緑に赤、黄色、黒の色の取り合わせが美しいカメムシです。
セアカツノカメムシ
- カメムシ目ツノカメムシ科
- 分布 北海道、本州、四国、九州
- 大きさ １４～１８ｍｍ
- 出現 ５～１０月
- 不完全変態
- 食草 ミズキ、ヒノキ、スギ、サンショウ、アセビなどの果実
- 越冬 成虫
♀・６月２６日・自然教育園
青みがかった緑色の体色。小楯板（しょうじゅんばん）が赤褐色、前側が濃い赤褐色です。前胸部の前側が黄褐色、両端が角状に突き出します。腹部背面は赤く、黒色の縞模様、翅の透明な部分に透けて見えています。腹部裏側は淡赤黄色。脚は黄色。触角は５節、先端２節が赤みがかっています。
越冬時には枯葉に目立たないように変色します。死ぬと黄色くなります。
♂・８月３日・自然教育園
雄は尻部に赤く短い二股の鋏があり先端には長い毛が密集しています。これで交尾時に雄が雌を逃げられないように挟みます。