マリーゴールドはまだ花は次々と花を付けていますが、葉の色が紫色になってきました。黄色が映えます。別名、孔雀草、万寿菊、千寿菊。なんだかお目出たい。
マリーゴールドの種類
フレンチマリーゴールド | アフリカンマリーゴールド | メキシカンマリーゴールド | |
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草丈 | 20~30cm枝分かれが多い | 1m以上 | 低くこんもりしている |
花 | 小輪 多花 一重、八重 | 大輪 | 一重 フレンチ種より小型 |
和名 | 孔雀菊(クジャクギク)万寿菊(マンジュギク)紅黄草(コウオウソウ) | 千寿菊(センジュギク)山椒菊(サンショギク) | 細葉孔雀菊(ホソバクジャクギク)姫紅黄草(ヒメコウオウ) |
品種 | パツラ デュランゴ ボーイ | エクレタ タイザーF1バニラ | レモンジェムオレンジジェム |
性質 | 暑さ寒さに弱い | 暑さには強いが寒さに弱い | 暑さに弱い。冷涼な気候を好む |
フレンチマリーゴールド
パツラをもとにフランス王室の庭からヨーロッパに広まった事からフレンチの名前がつきました。19世紀にはすでにたくさんの品種が作られていたそうです。
アフリカンマリーゴールド
16世紀にスペインに輸入されたものが17世紀にイギリスの軍隊がアフリカ遠征の時に持ち込んで広がった品種で、アフリカ原産という訳ではありません。
大輪です。江戸時代に日本に最初に渡来したのはこの品種です。
メキシカンマリーゴールド
こんもりと草丈が低く、葉が細かく切れ込み、小型の一重の花です。
花
マリーゴールドはメキシコ原産のキク科コウオウソウ属の一年草です。花期は4月~12月。黄色、オレンジ、赤、白やクリーム色まで種類も豊富で欠かせない花です。
花びらがくるっと丸まって頭を寄せるように畳まれていました。一つ一つ偏ってほどけるように開いていきます。(撮影10月)
虫たち
他にもキゴシハナアブ、エゾギクトリバ、ツマグロギンバエ、クロヒラタアブなど沢山やってきました。その虫を狙ってクモもいました。小さな虫たちもそれを見る私も楽しませてくれました。
育て方
日当たり、風通しがよく水はけのよいところを好みます。耐暑性、耐寒性もあり育てやすい植物です。
手入れ
ハダニが付くことがありますので葉に水を吹きかけます。
花がらを摘み取り、花付も悪くなる夏には蒸れるので、切り戻しをしてまた復活させます。
増やし方
種蒔きと挿し木。こぼれ種で増える種類もありますが、F1種では違う種類の花が咲くこともあります。
病害虫
風通しが悪いと立ち枯れ病が出ることがあります。ヨトウムシ、ハダニ、アブラムシ
コンパニオンプランツ
マリーゴールドはコンパニオンプランツとして有名です。葉の臭気はコナジラミを防ぎ、根の周りに住む菌でセンチュウを寄せ付けない効果を持ちます。枯れる前に刈り取って土に漉き込んでも効果があります。効果があるのはナス科のトマト、キュウリ、ピーマンや、キャベツなどのアブラナ科、根菜類、豆類、球根類など多種類にわたります。
漉き込めば連作防止の土壌改良にも役立ちます。優秀な植物のお医者さんです。