暗くて湿り気のある場所が好きなザトウムシ、集まっていることも多く、細くて長い脚がぶきっちょに動いています。
- ザトウムシ目ザトウムシ科カワザトウムシ亜科
- 分布 北海道、本州、四国、九州
- 大きさ 3~4mm
- 出現期 8~11月
- 食べ物 雑食性、小さな昆虫、ミミズ、死骸
- 夜行性
- 越冬 卵(地中)
幼体の時は落葉層で過ごし、その頃は萌黄色の体をしているそうですが、私たちの目に触れる頃には暗褐色になります。体は頭胸部と腹部が融合して楕円形に見えます。黒い点が単眼、クモは単眼が4対ですが、ザトウムシは単眼が1対で明暗を感じるレベルだそうです。
脚は細く長く暗褐色、関節の部分が白くなっていて薄暗い場所ではこの白い部分が目立ちます。腿節と脛節の間に短い膝節があります。第2脚が長く、ここが感覚器官になっていて、左右に動かしながら確かめながら歩きます。この姿が杖を突いて歩く座頭に似ていることから付いた名前だそうです。天敵に襲われると臭腺から忌避物質を出したり脚を切り離したりするそうです。再生はしないのですが。ザトウムシはクモと異なり、交尾をします。
時にはわさわさ重なり合うようにいることがあります。